概要 仕様 操作性・表示・
解析機能
各種ソフトウェア オプション

デジタル・オシロスコープ「ViewGoⅡ」DS-5600Aシリーズ 操作性・表示・解析機能

ロングメモリ 最大5Mポイント(全チャネル使用時: 2.5Mポイント/CH)

速いサンプリングを維持しながら、長時間の波形を取り込むことができます。

波形取込時間:10ms(1ms×10div)
メモリ長:1k ポイント、サンプリング速度:100kS/s

波形取込画像

波形取込時間:10ms(1ms×10div)
メモリ長:500k ポイント、サンプリング速度:50MS/s

波形取込画像

ロングメモリでさらに長い波形取込時間を実現し、全体波形を取得して、後から部分的に波形を検証できます。

波形取得時間 ×10 倍

波形取込時間:100ms(10ms×10div)
メモリ長:5M ポイント、サンプリング速度:50MS/s

波形取込画像

波形取得時間に対する最高サンプリング速度

波形取込時間 チャネル結合時
5Mポイント
全チャネル使用時
2.5Mポイント
1s 5MS/s 2.5MS/s
100ms 50MS/s 25MS/s
10ms 500MS/s 250MS/s
2ms 2GS/s 1GS/s
1ms 2GS/s 1GS/s

波形パラメータの4個同時判定/波形マスク判定機能

マスクもしくは波形パラメータの値により、合否判定を自動的に行えます。
4個同時にうことにより、厳格な条件設定が可能となりました。

波形判定・パラメータ判定機能

波形パラメータ自動測定のロギング機能(一覧表示)

任意の4個まで、波形パラメータをロギングできます。ロギングしたデータは、USBメモリに保存できます。データをExcel等に取り込むことで、波形パラメータのヒストグラム表示(バラツキ分布)やトレンド表示(経時的変化)などが簡単にできます

波形パラメータ自動測定のロギング機能

全周期対応パラメータ測定*

取り込んだ全周期(時間軸)の波形を自動測定します。ロングメモリで多くのデータを取り込み、最大、最小値の振れ幅を見極めることができます。カーソルで挟みこまれた区間を解析することもできます

全周期対応パラメータ測定

*垂直軸(電圧軸)の波形パラメータでは、1スイープで1回の測定値を表示します。

充実のトリガ機能

トリガ機能を強化し、複雑化するロジック信号やシリアルデータ信号においても、最適な条件で波形をトリガできます。
パターントリガで行う複雑な設定項目も、タッチスクリーンの操作性により設定がスムーズに行えます。

シリアルトリガ

シリアルトリガ (例:組込制御用バスのI2C信号観測)

パルス幅トリガ

パルス幅トリガ
(例:グリッジなどの異常波形の検出)

パターントリガ

パターントリガ
(例:カウンタのロジック出力信号)

トリガ種類 DS-5600A DS-5600 DS-5500A DS-5400A DS-5400
周期、パルス幅、欠落、エッジ、パルス数、テレビ
エッジオルタネート、エッジOR -
パターン -
シリアル(UART, SPI, I2C) - -

波形演算機能

2波形の加算、減算、乗算、またチャネル波形の周波数解析(FFT)が行えます。
DS-5600A / 5600シリーズでは、微分・積分演算に対応しています。
演算波形は、データとしての保存や波形パラメータの自動測定のソースとして設定可能です。

<アプリケーション例>
● 加算、減算:差動信号の評価
● 乗算:電圧×電流による電力波形の評価
● FFT:周期性のノイズや振動などの周波数領域での解析

波形演算機能 DS-5600A DS-5600 DS-5500A DS-5400A
加算、減算、乗算、FFT
微分、積分 -
二重演算
(加算、減算、乗算に対し、FFT、微分、積分)
- -

加算、減算、乗算の結果をさらに、FFT、微分、積分の2重演算にも対応しました。

矩形波(立上り: 50ns、立下り: 100ns)に対する微分演算波形

矩形波(立上り: 50ns、立下り: 100ns)に対する微分演算波形
(矩形波のエッジの時間変化の大きさ(dv/dt)を表示しています。)

矩形波に対する積分演算波形

矩形波に対する積分演算波形
(矩形波の面積を時間で積分(∫vdt)した結果を表示しています。

差動シリアル信号の測定

差動シリアル信号の測定

周波数スペクトラム解析

周波数スペクトラム解析
( スイッチング電圧波形のFFT演算)

プローブ選択機能

当社製プローブの型式を選択すると、減衰比とカップリングが自動的に設定されます。型番、垂直レンジの帯域幅、入力結合が表示されます。

電流プローブ SS-280シリーズ、SS-240A、SS-250、SS-260、SS-270
電圧プローブ SS-320、SFP-5A、SFP-4A、HV-P30、HV-P60 など



プローブ選択機能

CH間スキュー調整機能

スキュー調整は最大500ns*まで調整可能。
例えば、電流プローブと電圧プローブ間の位相調整により、さらに正確な電力波形演算ができます。

*水平軸をスキュー優先設定にしたとき(リプレイ機能の波形枚数に制限があります)。

機能紹介

クリアスイープ機能

リプレイ波形、平均化処理、パーシスタンス、波形パラメータ自動測定、合否判定、ロギングなどの測定データをリセットできます。

クリアスイープ前

クリアスイープ前

クリアスイープ直後

クリアスイープ直後

高速リモート波形転送

従来比約100倍*1のリモート転送速度を実現しました。
リモートで測定検査データを収集する場合、タクトタイムを短縮し、生産効率を高めることができます。

*1:LANインタフェース使用時、波形表示モードをOFFとした場合。 特定条件での測定結果であり、値は参考です。 実際の転送時間はご使用になるPCのスペックにより異なる値となります。

操作性

タッチスクリーン 独立操作キー・ノブ

7.5型カラー液晶にタッチスクリーン 機能を搭載し、直感的な操作を実 現しました。

操作性・表示・解析機能

コンパクトサイズでありながら、CH/MATH独立操作キーとノブの採用により、1アクションの快適さを実現しました。

操作性・表示・解析機能

ピーク検出機能

非常に遅い信号に潜むノイズ(最小1nsパルス幅)を確実に捉えることができます。

ノーマルサンプリングで捕捉した場合

ノーマルサンプリングで捕捉した場合
(サンプリング速度:5MS/s)

ピーク検出機能を使用した場合

ピーク検出機能を使用した場合
(サンプリング速度:5MS/s)

リスケール機能

電流プローブ、シャント抵抗、各種センサなどで測定して、得られた出力電圧信号を、それぞれの値に単位換算し、直読することができます。

操作性・表示・解析機能

波形パラメータ自動測定 (水平軸パラメータを全周期測定)

26種類の波形パラメータの中から、最大4種類選んで表示できます。その他に、最大値、最小値、測定回数も表示できます。カーソル機能で限定した範囲の自動測定にも対応しています。判定機能、ロギング機能を使用するとさらに解析の幅を広げることができます。

PWM変調波形 2信号間スキュー(時間差)の測定

Simple Moving Average(単純移動平均)

Simple Moving Average(SMA:単純移動平均)はチャネル毎に設定可能なデジタルフィルタで、サンプリング点を指定した幅で平滑化してノイズを低減させることができます。

※繰り返し信号でない単発信号でも使用可能です。

SMA:OFF の時

SMA:OFF の時

SMA:ON 時 幅=±3pts

SMA:ON 時 幅=±3pts

SMA:ON 時 幅=±20pts

SMA:ON 時 幅=±20pts

画像データ保存形式のPNGフォーマットが透過型に対応

PNGの透過属性に対応し、PCを使用したドキュメント作成時に、 波形を透かして重ねることができます。

  PNG透過属性

特別な画像処理することなく、簡単に波形データを重ね合わせることができます。