デジタル・オシロスコープ DS-5100Bシリーズ
豊富な機能

デジタル・フィルタ搭載

画面例

高い周波数成分を持つノイズが乗った信号

画面例

左の信号にDS-5100Bシリーズが持つデジタル・フィルタでロー・パス・フィルタを使う

画面例

ノイズが除去されクッキリと信号が現れる

ロー・パス・フィルタ(LPF)

上限周波数を設定し高い周波数成分をカットします。
DS-5100Bシリーズはハードウェアでも20MHzの帯域制限機能を持っていますが、LPF機能を使用すると、ノイズに埋もれた信号をクッキリと表示できます。

ハイ・パス・フィルタ(HPF)

下限周波数を設定し低い周波数成分をカットします。
電源周波数に同期して振れている信号成分を取り除けるので、高速信号を安定して観測できます。

バンド・パス・フィルタ(BPF)

任意の周波数範囲を抽出します。
多くの周波数成分を含む波形の中から、観測したい信号を取り出すのに有効です。

バンド・リジェクタ・フィルタ(BRF)

特定の周波数範囲をカットします。
たとえば、ノイズの周波数成分に的を絞った信号除去ができます。

操作性抜群のズーム機能

ノブ

時間軸ノブをワンプッシュ!

画面例

波形パラメータの自動測定

Vpp ピーク間電圧
Vmax 最大振幅
Vmin 最小振幅
Vamp 波形のVtopとVbase間電圧
Vtop GNDと波形の上部平坦部分間の電圧
Vbase GNDと波形の下部平坦部分間の電圧
Vover オーバーシュート
Vpre プリシュート
Vavg 全表示データの算術平均
Vrms 電圧の実効値
Rise 立ち上がり時間
Fall 立ち下がり時間
+Wid パルス幅(正のパルス)
-Wid パルス幅(負のパルス)
Delay1→2 CH1とCH2の立ち上がりエッジの間の遅延時間
Delay1→2 CH1とCH2の立ち下がりエッジの間の遅延時間
+Duty デューティ比
-Duty デューティ比
画面例

FFT解析

DS-5100BシリーズはFFT演算をすることで、観測信号をスペクトラムアナライザのように周波数領域で表示することができます。
他の、周波数変換方式と比べてFFT演算方式が有利な点は、シングルショットの信号や繰り返しの遅い信号に対しても演算ができることです。また、バースト波形の解析、繰り返し波形の周波数解析、振幅解析もDS-5100Bシリーズはできます。

画面例

レクタンギュラーウインドウ使用FFT演算結果

画面例

ハミングウィンドウ使用FFT演算結果

アベレージ・モード(平均化)

DS-5100Bシリーズには波形を繰り返し補足し平均化することによって、相関を持たないランダムノイズを削減するアベレージ・モードを備えています。

画面例

平均化によりランダムノイズが削減できます。

Pass/Fail機能

入力信号の変化を監視し、信号があらかじめ定義したマスクに合うかどうかによってPass信号およびFail信号を出力します。

波形レコーダ機能

DS-5100Bシリーズは、測定波形を最大1,000フレーム一定時間間隔での記録やPass/Fail機能と組み合わせると、異常信号を自動記録できます。
長時間にわたる波形監視をオシロスコープ任せにできます。

画面例

英語表示、日本語表示切り替え機能

画面例

ヘルプ機能搭載

画面例

パーシスト表示

DS-5100Bシリーズでは、ジッタなどの信号の揺れなどを、画面に残像して観測できます。

画面例