LPA01、LPA400、LPA05

N4L社製LPAシリーズは、さまざまな試験・研究用にお使いいただける信頼性の高いパワーアンプです。
PSMシリーズ*(周波数レスポンス&インピーダンスアナライザ)用に大電流、高電圧を得るために使われる信号アンプです。
容量性、誘導性、抵抗負荷をドライブし、正確なDC確度と広帯域を広いバンド幅で忠実に複雑な波形を生成することができます。
オプションとして、DC成分をAC結合で除去したり、AC+DC結合で減少させることができます。また、高周波ノイズの抑圧のために、入力帯域を線形位相の2次高調波をローパスフィルタで減少できます。
アンプには、3つの高精度ゲインアンプを用意しています。


*PSMシリーズとは、PSM1700、PSM1735、PSM3750シリーズです。位相 / ゲイン特性、LCRメータ、位相アングル電圧計、広帯域の真のRMSメータ、パワーアナライザ、高調波解析の機能など搭載しています。


LPAシリーズは、研究室環境などで高確度な増幅を提供する広帯域アンプです。

LPA01

高周波、大電流の試験用途。1A までのサーボやアクチュエータの高周波励振として使用できます。

LPA05 広帯域の信号アンプで、最大8Apeakまでの出力を得られます。
LPA400 高電圧、高周波キャリブレーション用途。
±400V までの高電圧アクチュエータのドライブ用信号源として使用できます。
(例えば ピエゾ素子など)

■ LPAシリーズ (LPA01、LPA400A/B、LPA05A/B)のアンプに関する注意点

  • 本アンプは最大限の性能を発揮するために過電圧/過電流保護機能がありません。
    ※LPA400A/Bについては過電流保護回路あり
  • アンプの帯域を超える高速信号の入力や規定のスルーレートを超えるパルスの入力は損傷を与える恐れがあるためご使用頂けません。
  • 汎用のアンプですが、PSMシリーズ以外に組み合わせてご使用いただく際は、アンプの最大定格を超える入力や負荷とならないように注意が必要です。

主な特長

  • 正確なDC出力。広帯域。
  • 入力カンプリング:AC、AC+DC、AC +DCゲインファクタ0.1
  • ゲイン切り換え機能付き(LPA05モデルを除く)
  • 周波数帯域制限機能付き
  • 高スルーレート
  • 幅広い負荷条件に対応
  • QuanteQ、Veqtor シリーズに適合した出力アンプ

仕様

項目 LPA01 LPA05A LPA05B LPA400A LPA400B
入力コネクタ BNC(絶縁タイプ)
入力インピーダンス 10kΩ
最大ピーク入力電圧 ±12V ±4V ±12V
入力コモン・モード電圧範囲 ±40V
入力オフセット電圧 5mV max
1.5mV typ 1mV typ 1.5mV typ
入力カップリング AC、AC+DC、AC+DC(ゲインファクタ)
ACカップリング・フィルタ 16Hz
DC
(ゲインファクタ)
0.1
ゲイン ×1、×4、×10 ×10 ×50、×200、×500
フル・
パワーバンド幅
1MHz
24V p-p
40V p-p (14Vrms) 1MHz時
80Vp-p (28Vrms) 500kHz時
32V p-p
(11Vrms) 1MHz時
100kHz 800V p-p
1MHz 80V p-p
200kHz 360V p-p
1MHz 80V p-p
低域通過特性
(-3dB)
80kHz
低域フィルタ
減衰特性
40dB/decade
低域ゲイン確度 0.1%
出力コネクタ BNC(絶縁タイプ)
連続出力電流 0.7A rms 3A rms 5A rms 0.05A rms 0.1A rms
ピーク出力電流 1Apk 5Apk 8Apk 0.075Apk 0.15Apk
ピーク出力電圧 ±12V ±40V ±16V ±400V ±180V
スルーレート 600V/µs 120V/µs 500V/µs
動作温度範囲 0~+40℃
質量 約2kg 約8kg 約2.5kg
外形寸法(mm) 85W × 150H × 250D 300W × 150H × 250D 85W × 150H × 250D
消費電力 40VA 150 VA 45VA
電源仕様 90~265V
45-63Hz
90~265V 45-63Hz 115V±10%、60Hz
標準価格(税抜) お問い合わせください

*電源の使用上の注意:LPA400A/BをAC100Vでご使用の際には、115Vのステップアップトランスが必要です。
 別途お問い合わせ下さい。
*製品仕様は機器の改良のために予告無しに変更となる場合があります。