試料の熱伝導率を温度傾斜法によって測定する装置です。

熱伝導率測定装置 IE-1230

熱伝導率測定装置

概要

本装置は、試料の熱伝導率を温度傾斜法(平板比較法)によって測定する装置です。
ヒータにより加熱した上部熱伝導棒とペルチェで冷却された下部熱伝導棒の間に試料を挟むだけで容易に熱伝導率を測定することが可能です。
熱伝導率は、温度傾斜法により上下熱伝導棒の温度分布と試料の厚さより求めます。
温度分布は、上部及び下部に取り付けた熱電対より測定します。
厚さは、本体機構部の取り付けられた厚さセンサより測定します。
専用ソフトウェアにより、温度分布と試料の厚さを自動的に測定し、熱伝導率を求めます。

特長

  • 試料をセット後、熱抵抗及び熱伝導率を自動測定が可能
  • 試料に対し加圧力状態(調整可)で測定し、さらに厚さも測定できます。
  • 測定可能な厚みは0.05mm から測定可能
  • 最小厚みは0.05mm から測定可能です。
  • 防護扉およびアラーム検出機能を設けており、安全に測定を行うことが可能

※本装置はエアによる加圧制御をしているため別途エアコンプレッサが必要になります

仕様

本体

項目 内容
測定方法 温度傾斜法
測定項目 熱抵抗、熱伝導率、試料の厚さ
測定温度 30℃~ 130℃
試料のサイズ 30mm×30mm ( 試料サイズについては別途ご相談ください)
試料の厚さ 0.05 ~ 10mm
熱伝導率 0.1 ~ 30W/mk (サンプルの厚みにより測定可能な熱伝導率は変わります)
外形寸法(mm) 約305W×630H×280D
質量 約37Kg(突起部を除く)

制御ユニット

項目 内容
温度安定度 ±0.2℃以内
変位計、指示精度 ±5μm
アラーム検出 熱電対断線検出、ヒータ温度ヒューズ
電源 100V 50/60Hz
最大消費電力 430VA MAX)
外形寸法(mm) 約370W×222H×450D
質量 約13.5Kg(突起部を除く)

エアー制御ユニット

項目 内容
試料加圧範囲 0.1 ~ 1.0MPa (試料サイズが30mm×30mm時)
外形寸法(mm) 約300W×250H×290D
質量 約12kg(突起部を除く)