ITF-204Bは、周波数変調回路および復調回路を原理から実習することができます。
特長
- 周波数変調回路と復調回路(FM検波部)が独立した構成のため、FM方式の原理・動作が理解しやすくなっています。
- フロントエンド部、中間周波増幅部、FM検波部と音声増幅部を組み合わせてFM受信機として使用できます。
- 回路ブロックの内部信号をチェック端子から観測・測定できます。
- マイク増幅部により、音声で変調することができます。
- 実習内容
可変容量ダイオードによる周波数変調回路と直交(クワドラチャ)検波方式の基本原理について、オシロスコープなどの測定器を使って動作を確認します。 またその応用回路としてFMラジオ受信機の動作原理についての学習が行えます。
仕様
| 本体 | 周波数変調部 | 変調方式 | 可変容量ダイオードによる直接変調 |
|---|---|---|---|
| 出力中心周波数 | 10.7MHz | ||
| 周波数可変範囲 | ±500kHz | ||
| 出力振幅 | 0.3Vp-p以上 | ||
| FM検波部 | 検波方式 | 直交(クワドラチャ)検波 | |
| 中心周波数 | 10.7MHz | ||
| フロントエンド部 | アンテナ入力 | 75Ω不平衡 | |
| 受信周波数 | 76MHz～108MHz | ||
| マイク増幅器 | 入力インピーダンス | 50kΩ | |
| 電圧利得 | +60dB | ||
| 音声増幅部 | 最大出力 | 約0.5W | |
| 電源 | 電圧 | AC100V ～ 240V 50/60Hz | |
| 消費電力 | 15VA以下 | ||
| 大きさ╱質量 | 350W×83H×250L(mm)(突起部含まず) ╱ 約3.2kg | ||
価格
| 品名 | 型式 | 標準価格(税別) | |
|---|---|---|---|
| 本体 | 周波数変・復調実習装置 | ITF-204B | ¥500,000 |
| 標準付属品 | ITF-204B付属品 | － | ¥6,000 |
