デジタル・マルチメータ VOAC7602 機能紹介

すでにご購入されたお客様については「ファームウェア」を更新する事で下記新機能がご使用いただけます。詳細はこちらへ

新機能 

[USB メモリへの連続書き込み機能] 長時間ロギング可能

従来、本体内部メモリを利用し手動にてUSB にデータを保存することができましたが、新機能では測定しながらUSB メモリに測定データを連続して保存することが可能となりました。

  • 比較的低速な測定周期で長時間データを取得する場合に有効です。
  • 例えば!! 1S/s 周期での測定を1 年間以上継続できます。

USB メモリへの連続書き込み機能

新機能 

セカンダリ統計演算を拡張

従来のσ=1σ~3σからσ=1σ~6σに拡張し、さらに広範囲の分布が可能となりました。

USB メモリへの連続書き込み機能

新機能 

取り込み専用モードの「バルクモード」30kS/s

バルクモードは、測定データを取得することに集中するモードです。データ取得中は画面上の測定データを表示オフにして、最高30kサンプル/sまで正確なサンプリングレートを保証します。
測定データはまとめてログメモリに格納され、オフラインブラウズ機能を使ってトレンドやヒストグラム表示させることができます。USBメモリにデータを保存することも可能です。

サンプリングレートの比較

30kサンプル/s

バルクモードイメージ


1kサンプル/s

バルクモードイメージ

新機能 

ログメモリを有効に使用するプリトリガ機能

VOAC7602のバルクモードは、測定値のレベルや、LIMIT判定結果、外部トリガなどをストップイベントにして取り込みを停止することができます。 これによりオシロスコープにおけるプリトリガと同様の使い方で、着目したイベントの前後のデータを取得することができます。
また、ログメモリは100kリーディングスという大容量を活かして、高速サンプ リング時でも長時間のデータを高い分解能で取り込むことが可能です。
さらに、ログを開始してからすぐにストップイベントを受け付けることができるため、サンプリングレートが遅い時でも、オシロスコープのようにトリガインヒビット時間を待つ必要がなく、取り込み時間が最小限ですみます。

プリトリガ機能

ロングメモリで長時間ロギングが可能

100kポイント分のデータサイズを持ち長時間のロギングに対応します。
例)サンプリングレートが1回/秒の場合1日以上のロギングが可能です。

サンプリングレート
(サンプル/s)
1 4 20 100 500 1k 2k 7.5k 15k 30k
取込時間
( 時: 分: 秒)
27:46:40 6:56:40 1:23:20 0:16:40 0:03:20 0:01:40 0:00:50 0:00:13 0:00:07 0:00:03

新機能 

歩留まりの測定に役立つオフライン・ヒストグラムチャート表示

ログメモリに取り込んだデータをヒストグラムで表示させて、カーソル操作で歩留まりを容易に測定することが可能です。
従来はパソコンで解析していた機能ですが、判定が現場で行えるので作業効率の大幅な向上が望めます。

カーソルで囲んだ範囲の度数、全体に対する割合(%)が表示されます。
横軸が電圧など、判定の基準となる指数となるので、判定基準に対する割合が直感的につかめます。

ヒストグラム表示画面

新機能 

測定値の時間的変化が表示されるオフライン・トレンドチャート表示

オシロスコープのような表示に加え、カーソルの範囲に応じて統計値を再計算可能なので、必要な範囲の統計データが得られます。画面をUSBメモリへコピーしながら行うことができるので、作業効率のさらなる向上に役立ちます。

トレンドチャート表示

新機能 

大きくグレードアップした判定機能

VOAC7602はLIMIT判定の結果を元に高度な解析を行うことが可能です。簡単な操作で行えるのが特長です。
本機は、障害がどのくらい発生したか、いつ発生したか、という測定者を最も悩ませる課題に明快な回答を示します。

「どのくらい発生したか」を解決する画面です

   判定機能表示1

「いつ発生したか」を解決する画面です

   判定機能表示2

新機能 

オフラインカーソル機能で必要な部分を容易に抽出

カーソル機能1
カーソル機能2

様々なニーズに応えるトリガ機能

インターバルトリガ機能

一定の時間間隔で、指定回数の測定を行います。

トリガ機能1

トリガ遅延機能を使った測定

トリガ入力から最初のデータ測定までの遅延時間を設定できます。
生産設備など測定タイミングを遅らせて、測定が安定する状態を待ってから測定することができます。

トリガ機能2