製品写真
 外形図

PML 711/721ハイ・インピーダンス・プローブ

製品写真
外形図

PML 50Ω系プローブ

■ 2.5mmプローブ・チップ
■ 0.5mm~1.27mmピッチのピン間に接続可能
■ スプリング・チップなどに交換可能

添付品例

※ 仕様の変更により添付品が変わる場合がございます

  • プローブ本体
  • 説明書
  • スプリングチップ 0.5mm(プローブ先端)
  • CuBeプローブ・チップ 0.5mm(プローブ先端)
  • カラー・リング 4色 各3個
  • グランド・リード 11cm
  • グランド・ブレード 2.5
  • 銅箔パッド
  • インシュレータ・キャップ 2.5
  • プロテクション・キャップ 2.5
  • ICキャップ 0.5~1.27mm ピッチ
  • スプリング・フック 2.5
  • グランド・スプリング 2.5
  • PCBアダプタ・キット 2.5
  • 2本足ポジショナー
  • アジャストメント・ツール
    (50Ω系プローブには添付されていません)

PMLシリーズ・パッシブ・プローブは、ハイ・インピーダンス(10MΩ)仕様とロー・インピーダンス(500Ω/5kΩ)仕様の2種類があり、LSIの高集積化によるプロービングのトラブルを回避するツールも数多く取り揃えております。
ここで、信号線とグランド・ラインのプロービングについて考えてみましょう。

たとえば、プロービングで隣のICピンとのショートに悩まされることはありませんか?
ピン間ショートを防ぐ「ICキャップ」があります。
実装密度が高く、小型・多ピンのデバイスのプロービングは、隣のピンとショートしてしまい、電気的に破損してしまうことも少なくありません。 ここでは、ピンを確実にプロービングできる「ICクリップ」でプロービングする方法をおすすめいたします。
たとえば、ピン間がショートしないようにガードが付いた0.5mm、0.65mm、0.8mm、1mm、1.27mmのICキャップが用意されているので、プローブ・フックを取り、ICキャップに付け替えて、ICのピン間に応じた、安全な測定が実現できます。

また、ICから出力される測定すべき信号とグランドの位置が離れていることはありませんか?
ここでは、グランド・ブレードを利用します。
プロービングのトラブルは、グランド・リードによる原因も多く見られます。一般に利用されているグランド・リードは、10cmのリードの先にワニ口クリップ付が付いたタイプです。プロービングによる波形歪みの少ない測定方法の実現には、グランド・リードを極力短くすることも効果的です。 
PMLシリーズのプローブには、グランド・ブレードと銅箔が添付されており、IC上に銅箔を取り付け、ICのグランドピンを銅箔に接続すれば、どのピンからでも短い距離でグランド・ラインに接続することができるツールも添付されています。グランド・ブレードをプローブのグランド側の先端部に取り付け、ピン間に応じたICキャップを取り付ければ、簡単に波形歪みの少ないプロービングができます。

2信号以上を同時に測定しますか?
2信号以上の取り込みは2本足のポジショナーが便利です。ハンズ・フリーですから、測定器の操作、波形観測に集中することができます。ポジショナー本体部は、絶縁されたモールド構造になっているので、基板をショートさせることなく安心してプロービングできます。2信号、4信号と手放しで測定できる強力なアクセサリが添付されています。
なお、2本足ポジショナーは、PMK社製の5mmプローブ、2.5mmプローブなどをハンド・フリーでプロービングできます。


PML 711 ディレーティング特性

ICキャップとグランド・ブレードを利用した
ICピンへのプロービング

2足ポジショナー(893-250-001)

特性図

PML 711 ディレーティング特性

PML 711 入力インピーダンス特性

PML 711 入力インピーダンス特性

付属品

ICキャップ グランド・ブレード、グランド・リードなど

プローブの校正について

プローブは、校正してから利用することをおすすめします。
パッシブ・プローブには、オシロスコープとのマッチングを取るために調整用のトリマが付いております。
この調整を実施しなければ、立ち上がりおよび立ち下がりエッジ部の波形が、丸みを帯びたり、オーバーシュート、アンダーシュートを起こしているように見えることがあります。この様な波形では、狭いパルス幅の信号振幅などを正確に測定できませんので、必ず調整を行います。
なお、利用するオシロスコープのチャンネルとプローブを使うチャンネルを決めておけば、次の測定から再調整することなくご利用いただけます。

パッシブ・プローブの調整箇所の例

パッシブ・プローブの調整箇所の例

プローブの調整と波形の関係

プローブの調整と波形の関係
 (1段目)調整後の正常波形
 (2段目)過補償の波形
 (3段目)補償不足の波形

仕様

型式 減衰比 入力RC 周波数帯域〔MHz〕 適合入力容量〔pF〕 測定器側入力インピーダンス〔Ω〕 最大入力電圧 ケーブル長〔m〕 標準価格
(税別)
R〔Ω〕 C〔pF〕
PML 701
PML 701-RO
1:1 39
(プローブ単体)
38 10~25 1M 30Vrms、
60V DC
1.3 お問い合わせください
PML 711A
PML 711A-RO
10:1 10M 9.5 500 10~25 1M 300V(CATⅡ) 1.3
PML 712
PML 712-RO
10:1 10M 11.5 350 10~25 1M 300V(CATⅡ) 2
PML 713
PML 713-RO
10:1 10M 14.5 250 10~25 1M 300V(CATⅡ) 3
PML 721
PML 721-RO
20:1 20M 5.6 500 10~25 1M 300V(CATⅡ) 1.2
PML 751
PML 751-RO
10:1 500 2 1,500 10~25 50 12V (DC+ACpeak) 1.3
PML 791
PML 791-RO
100:1 5k 2.6 1,500 10~25 50 30V (DC+ACpeak) 1.3
  • 型式の「-RO」表記は、リードアウト対応ピン付です。
  • 全てのプローブの測定器接続側のコネクタはBNC型です。
  • PML751・791は、特注対応にてSMAコネクタに変更可能です。
  • 特注対応にてケーブルの長さも変更可能です。