2015年入社。大学時代から測定器の設計開発をしたいと考えており、複数の測定器メーカーの中から、岩崎通信機の歴史の長さと確かな技術力に惹かれて入社。休日はインドアで過ごすことが多く、大好きなアクションものを中心にした映画鑑賞やジグソーパズルを楽しむ。また、会社への通勤は自転車を利用し、運動不足の解消にも役立てている。
大電圧を測定する
オシロスコープ設計に携わる
私は現在、電気信号の時間的な変化を波形として表示するオシロスコープの設計に携わっています。オシロスコープは複数の設計者が連携しながら開発するのですが、私が担当しているのは、デジタル信号に変換されたアナログ信号のデータをメモリに書き込み、書き込んだデータをメモリから読んでCPUに転送する機能の設計です。具体的な仕事の流れとしてはまず、仕様に基づき設計を行い、レビューして修正する必要があれば修正するという作業を繰り返します。次に、実装して動作検証を行い、課題点が出てきたらその改善策を検討して設計変更を重ね、完成品を目指していくという流れです。入社当初は、大学などで使用する教育実習装置(電子回路学習に使われる装置)における設計変更後の動作検証や環境試験を行っていましたが、経験を重ねながら徐々に難易度の高いパートを任されるようになりました。はじめは仕様書に基づいて設計を行っていましたが、今では仕様の検討から任されています。
ものづくりを支えているという
誇りある仕事
仕事の達成感を感じるのは、自分が設計した回路が、想定通りのスペックを発揮したときです。一度で成功することはほとんどなく、バグが出るのは当たり前です。それでも粘り強く原因を究明して満足いく設計ができたときは本当にうれしいです。ユーザーによって測定したい対象は、大電圧や高速信号などさまざまです。そんなニーズに応えるために、最新の技術動向を調べて技術者としてのスキルを磨くことを心がけています。
また、オシロスコープは、小電圧はパソコンから大電圧では自動車まで、電子部品を使用している幅広い製品づくりに使用されています。そういう意味でも、ものづくりの現場を支えているという誇りを持ちながら仕事に臨んでいます。
他社の製品に負けない
競争力のある製品を開発したい
当社は、少数精鋭集団という特徴があり、若手社員から責任ある仕事を与える企業風土です。入社当初こそ、比較的簡単な業務から知識を得ましたが、最近は、新しい追加機能の設計など難易度の高い仕事を任されることが増えてきました。この機能追加の設計は、当社のオシロスコープの競争力を高めることに直結するという重要なミッションがある仕事です。入社して6年目を迎えて、専門知識も蓄積され技術者としての“引き出し”もそれなりに増えてきたと思います。今後も、これまでに培ってきた経験を生かしながら、他社の製品に負けない競争力のある製品づくりに貢献し、業界をリードしていける技術者として成長したいと考えています。