2016年入社。学生時代の岩崎通信機の測定機器を利用したのがきっかけで入社。以来、自身の希望が叶い、一貫して測定機器の開発に従事する。休日は社会人になって始めたロードバイクでリフレッシュ。また、コロナ前には同僚とスノーボードを楽しんでいたので、コロナが収束したら再開したいという。
入社以来、一貫して
測定機器の開発を担当
これまでオシロスコープ、カーブトレーサなどの計測機器の開発に携わってきました。そして、現在はB-Hアナライザの開発を担当しています、B-Hアナライザは磁性材料の特性評価測定器で、大電流・高電圧・高周波の測定に適した機器です。磁性材料というのは、インダクタと呼ばれる電子部品に使用されており、EV車やハイブリッド車などに多数搭載されています。その部分の性能を測定するのがB-Hアナライザで、当社の製品は他社の追随を許さないほど、市場をほぼ占有するシェアを誇っています。そんな重要な製品開発の一部に携われているのは技術者として誇りですし、現在は次の時代を担うより高性能な後継機種の開発に挑んでいます。
ものづくりに
貢献できることが喜び
B-Hアナライザは、大学や企業などの研究室で使用される測定機器ですが、実際に製品を使用する大学の先生や企業の研究者の方々と情報交流会を開催し、ユーザー側の意見を聞く機会があります。そんな場を通して貴重な意見を聞けるのは勉強になりますし、高い評価をいただいた時は開発者として心から嬉しいですね。また、論文などで当社のB-Hアナライザの名前を見ることもありますし、当社のB-Hアナライザを利用して製造された製品やデバイスがリリースされた時は、ものづくりの現場で貢献できていることに喜びを覚えます。今後も多くの開発者や技術者から支持をいただけるように、まずは後継機種の開発に全力で当たりたいと考えています。
パワーエレクトロニクス分野の
スペシャリストを目指す
入社後約7年間に渡り、測定機器の開発に従事してきました。元々、測定機器の開発をしたいという理由で入社したので、その思いを今後もぶれることなく持ち続けてスペシャリストとして今後も活躍したいと考えています。現在はB-Hアナライザの担当者ですが、これからはパワーエレクトロニクス関連製品全体の知識を身につけていきたいですね。パワーエレクトロニクス分野は、今後、EV車の世界的な転換などで市場が拡大されるのは間違いない分野です。そうした成長性の高い分野のものづくりを、優れた測定機器の提供を通して貢献したいです。また、当社には各分野に精通した技術者がいるので、そうした先輩方に教えていただきながら、技術者としてのスキルも磨き続けていきたいです。